こんにちは、早寝早起きに定評のないmakaroniです。
理想は早寝遅起きですが、なかなか難しいですね。
最近、ファンタジー分が枯渇しているせいか、眼鏡をしていても現実がぼやぼやして見えるので、本棚を漁ってファンタジーを補給することにしました。
そんなわけで、好きな本の話です。
日本人が普通に日本で生活する分には、おおよその場面において必要がない分野ではあるのですが、不要を無駄と切り捨て効率化ばかりを追い求める現代社会への密かな反抗的な何かにも見えたり見えなかったり。
そんな大層な話ではなくただの趣味の話ですが、近年では文化系の趣味を持っていると、とりあえずオタクのレッテルを貼られるので微妙に生きづらい感はあります。
そんなわけで、好きな本の話です。
紹介にはなっていません。
ファンタジー分を求めているので、ファンタジーです。
お姫様とか妖精とかドラゴンとかそういうのです。
「ああ、マンガ?」「ゲームの仲間?」
そんなあなたも気軽な娯楽に是非どうぞ。
魔法の王国売ります!(「ランドオーバー」シリーズ1)
テリー ブルックス / 井辻 朱美
ハヤカワ文庫
魔法の王国売ります―騎士と悪漢、竜と貴婦人、魔法使いて妖術師の故郷たるこの異世界の王はあなたです!こんなうさんくさいコピーが、こともあろうに一流デパートのカタログにのっていた。まともな奴なら冗談としかとらない広告だ。だが、中年弁護士ベンは違った。最愛の妻を交通事故死で亡くして現実の生活に絶望していたベンは、渡りに舟とばかりにこの夢の国を買いとった。ところがこの妖精物語の国、売り出されるだけの理由があって、広告には記されていないとんでもないことがあった…。全米ベストセラーのユーモア・ファンタジィ。
ドラゴン! 妖精! ファンタジー!
絶望した中年男が夢の国へ現実逃避するも、夢の国もぐだぐだだったのでがっかりしながら次第に張り切っていく話です。妖精やらドラゴンやらをなんとかしながら国の調査をしたり法律をつくったりと、一種のマネジメントコメディ小説かも知れません。
挫折→逃避→困難・試練→再起→達成→新たな試練へ!のプロセスをおさえた、ビジネスマンに受け入れられやすいファンタジーではないかと思います。シリーズ刊行してます。
古代からヨーロッパで愛され育まれてきた神話や民間伝承を、現代人の視点で茶化し、自らより下位の相手だとみなしながら、彼ら「野蛮人」に先進的な文化的な変化を与えていくという構想は、アメリカならではの価値観から生まれたものなのでしょうね。
アイヴァンホー(上)(下)
ウォルター スコット / 菊池 武一
岩波文庫
武勇並びなき騎士アイヴァンホーとロウィーナ姫とのロマンスを中心に、獅子王リチャードが変装した黒衣の騎士や義賊ロビンフッドが縦横に活躍する痛快無比の歴史小説。たくみなプロット、美しい自然描写、広範囲な取材により全ヨーロッパ文学に大きな影響を与えたウォルター・スコット(1771‐1832)の代表作である。
イングランド! ヒゲ! マッチョ!
上で茶化されてる、イギリスの古き良き古典です。
誠実な騎士アイヴァンホーの冒険を主軸に、政治や恋の物語が展開されます。
アーサー王の時代は道を歩いてるだけですぐ騎士が一騎打ちを挑んでくるので旅人さんは若干ウザい思いをしていたものですが、アイヴァンホーはもうちょっと後世なので、世の中は若干穏当です。通りがかりの人に急に一目惚れして婚約者ディスったり、よくわからない騎士っぽい人によくわからない経緯で敵視されたりと、中世騎士物語の見事な様式美にのっとって描かれている、破天荒ながらも端正な作品です。
一騎打ちとか馬上槍試合とか最高です。
解説には歴史小説と書いてありますが、歴史上の人物が登場するファンタジー的な何かです。ロビン・フッドは架空の人物ですし。史実の人物の使い方としては、映画「ロック・ユー!」にこういった物語の流れが見えますね。偉大な英雄、結構ひょいひょいそのへんを歩いてる。それも含めて様式美です。大好きです。
BBCでドラマ化されています。
男が全員似たようなヒゲで似たような髪型なので誰が誰だかわかりませんでした。
NHKの時代劇を見た外国の方もおなじようなことを思うのかも知れません。
今回はこんな感じ。
次回があるかどうかは謎です。